レポートライン
- 活動中は、常にCD-PD/MD-GL-参加者のレポートラインを守る。
- 活動中は、小さなことでも社員への報告、連絡、相談を行う。
- ディレクターからの指示に対してはリーダーが率先して返事や復唱をお願いします。

健康管理・衛生管理
- 活動中は、常にスタッフ自身が健康管理、衛生管理に努める。
- 無用の夜更かしはせず、睡眠時間の確保を行う。
- 日中でも体調がすぐれない場合には速やかにPDないしCDへ相談し、必要があれば休息をとる。
- 活動中は、子どもの健康管理、衛生管理に留意し、朝・寝る前・食事時をキータイムにしつつ、常に意識を配る。
リスクマネジメント
リスクとハザードの区別
危険予知義務・危険回避義務
子どもたちの活動に伴う危険について、常に先を考えて予知し、また危険を回避できる手立てを実施してください。その際に、子どもの行動の突発性と特殊性に留意してください。思いもかけないことを急にするのが子どもです。
「もう少し羽目を外すと危ないかな……」と思う頃には、既に相当危ないと思いましょう。早めの対応が必要です。
ハインリッヒの法則
1件の重大事故が発生する背景には、29件の軽微な事故があり、さらにその背景には300件のヒヤリハット(もう少しで事故につながるところであった事象・ちょっとした異常状態)が存在している。
すなわち
ヒヤリハットの数を減らすことで29件の軽微な事故や、1件の重大事故をも防ぐことができる
<ヒヤリハットの具体例>
- 集合や移動の時に列を乱す
- 活動の際に適した服装・装備をしていない
- 子どもが「(準備などを)やった」と言う話を鵜呑みにする
- 野外炊事の際、薪や火バサミ・マッチなどが地面に散らばっている
- 使ったものが、使いっぱなしで放置されている
- 鞄のファスナーが閉まっておらず、荷物の整理整頓がなされていない
- 動線上に障害物があるまま活動を継続している

特に注意していただきたいのは、「子どもから目を離さない」ということです。誰も見ていない時には、客観的な視点で危険を意識することができないので、事故が生じる可能性が飛躍的に上がるとともに、万が一事故が発生した時の管理責任も厳しく問われます。
活動中は、ご自身が担当するお子さんへの目配りを第一に考えてください。担当外のお子さんとの触れ合いは、担当のお子さんの支援が十分に果たされている時にお願いします。
その他の安全管理
生活指導的側面が含まれる事項もありますが、そうしたちょっとした異常状態=ヒヤリハットを減らすことが大切です。
集合
- 持参薬(虫除け、日焼け止め、酔い止めを含む)の情報を、確実に保護者から引き継いでください。
- 膝をついて子どもたちの目線に下がり、積極的に声をかけ、子どもが安心できるようにしてあげてください。
移動
- 道を歩く時には、子どもが内側、リーダーが外側を歩きます。
- 歩行時に、隊列へ車や自転車などが接近してきた際には、気づいた人が大きな声で全体に伝え、リーダー全員で復唱してください。
- 状況に応じて1列や2列など、声を掛け合って隊列を整えてください。
- 人数確認を常に心がけてください。(特に電車等の乗降時、トイレに行った後の整列時)
- 整列・集合(バス内も)の際にはリーダーが人数を確認し、全員集合したらディレクターに報告をしてください。
*子どもに点呼役をさせる場合にも必ずリーダー自身も数えてください。同時にディレクターも全体を数えています。 - 列の先頭と最後方はスタッフまたはリーダーが歩き、子どもが先を行かないように制してください。
- 最後方は、子どもの歩行が著しく遅れないように促してください。
宿舎・荷物
- 常に整理整頓
- 宿舎では部屋のドアは開放、テントはメッシュ閉じ。常に中の様子が見える状態を作ってください。
*着替えなどの時を除く。 - ゴミの処分(特に初日の弁当)の徹底。
- 宿舎内や食堂、野外炊事場、風呂場などで、走ったり騒いだり物を振り回したりすることをさせない。
服装・身につけるもの・身だしなみ
- 毎朝、マスクや身につけるもの(ハンカチ等)の交換の声かけ。
- 続けて同じ服を着ないようにチェック。保護者は写真で見て心配しています。
- 女子の髪の毛は、女性リーダーを中心に、朝に結ぶことを手伝ってあげてください。
- 場面に応じた服装の指導。
- 野外炊事の際は化繊や紐の下がる服装を避ける。できれば長袖長ズボンが望ましいが熱中症にも気を付ける。
- スキーの際、スキーウェアの下にきちんと服を着ていることを確認。
食事・服薬
- 食事前の手洗いの励行。
- アルコール消毒の励行。
- 食事中は黙食の励行。
- 食事のアレルギーチェックは、毎食、ディレクターだけでなくリーダーもダブルチェック。
- 薬は「服薬チェック」に従い、確認する。
入浴
- 入浴時には、男女リーダーが連携して子どもたちの入浴を介助する。
- 入浴に時間をかけすぎないようにする。
- 入浴後の濡れた髪は、極力ドライヤーで乾かす。
就寝・健康チェック
- おむつは、周りに知られないように就寝前に履き替えをし、翌朝に必ず確認。使用済みのオムツは本部へ渡して処分。
- 消灯・起床時間を守らせる。
- 消灯までに水分補給とお手洗いを済ませ、消灯後はむやみに行かせない。
- 夜の健康チェック、、朝の体温計測(しおりへの記入)によって異常を検知。
- 便通が続けてない時には声をかけて促す。
- 水筒の中身は毎日交換させる。
- 早めの水分補給を促す。
危険生物に関して
- どの危険生物に対しても、むやみに刺激をしない。
- 虫を寄せ付けるような甘い飲み物やアルコールなどを放置しない。
- ハチは、姿勢を低くして、動かないようにする。
- ブヨ、マダニ対策には、肌を露出しない。
- ヘビ(マムシ、ヤマカガシ)のいそうな藪や水場にはむやみに近づかない。万が一遭遇した場合には、静かに遠ざかる。
- 海ではクラゲ、アカエイ、ガンガゼ、などが潜んでいる前提での行動をし、むやみに生き物に触れない。
- その他の野生生物(サル、シカ、イノシシなど)に遭遇した場合も、むやみに近づかず、刺激しない。
プログラム・アクティビティ中
共通事項
- 常に人数チェック
- 虫除け、日焼け止めはこまめに声かけをする。酔い止めは、プログラムに応じて声かけをする。
- 子どもが夢中になっている時こそ、一歩引いて広い視野で周りを見る。
- 1対1の対応、また1対1でなくともお子さんに単独で対応することは控える。無用の誤解を避けるため。
- 自分の担当するお子さんの動きをよく観察する。
プログラムごとの注意
野外炊事・火の扱い
- 刃物を用いる時には、必ずリーダーがそばにつく。勢いが余らないよう、力を入れなくてもできる方法を指導する。使ったらすぐに片付ける。鞘に入れる、ケースにしまうなど、刃が出しっぱなしにならないようにする。
- 火を扱う時には、軍手を身につける(滑り止めが外側)。火ばさみやうちわを地面に置きっぱなしにせず、置く場所を明確にする。かまどから火を持ち出させない。火のついた枝などを取り出させない。
- 野外調理の際、使った道具などをテーブルの上、周囲に散逸させない。
水の活動
- 膝以上の水位がある場所では、ライフジャケットを着用して活動する。
- ライフジャケットは、着用方法に関するレクチャーを徹底する。特に股紐の着用については注意し、リーダーが肩紐を掴んで子どもを持ち上げ、緩みがないかを確認する。
- 川では特に下流側にリーダーが複数位置し、万が一流された場合に対処できるようにする。
雪上の活動
- 雪遊びをする場所では、屋根等からの落雪、用水路等への転落。雪で見えない場所の踏み抜き等がないように、遊ぶ範囲の安全を十分に確認して、範囲内での遊びとなるように見守る。(全体を見る指導者、範囲の外縁にいる指導者などを適宜配置する。)
- ゲレンデ上で立ち止まる時には、必ずコースの端に寄る。
- スキー指導でトレインを実施する場合には、人数が多くなりすぎないように注意し、コースを大きく横断しないようにする。
- コース上を横方向にトラバースする際には、斜面上方からの滑走者に注意し、すばやく渡る。
- スキー板を扱う時には、必ずグローブを装着し、エッジ部分での怪我を防止する。
- ゲレンデ上では、必ずヘルメットまたは帽子を着装する。

リーダー自身
- 無用の長話などで夜更かしをせず、十分に睡眠をとり常に万全の体調を整えることが最も大切な仕事と心得る。
- 常に指導者として見られている意識をもち、自らの振る舞いが子どもたちのお手本となるように心がける。(言葉遣い、立ち方、座り方、物の扱い方、整頓)
- 子どもと同じレベルに立たず、広い視野で常に子どもを視界に入れるようにして立つ。
傷病発生時
怪我や体調不良の処置(絆創膏を与える等)は、必ず本部への報告、指示のもとに行う
軽症
- 気づいたものが救護担当者に引き継ぎ、処置を行う。
- 救護担当者は処置後、救護の記録を書き、CDへ報告。
中等症
- 医療機関への搬送の必要の是非をCDと救護担当者で相談を行う。
- 必要があれば救護担当者が付き添いのもと、医療機関へ搬送。
*本人の参加申込書兼健康状態調査票、現金、携帯電話を忘れずに - 付き添い者は、発生時から経過の記録を行う。
重症
- 重傷・重体の場合には、周囲の安全を確認(臭気、飛散物、落下物、交通等)
- 出血の有無の確認。
- 意識の確認。
- 大声で周囲に知らせる。
- 119番要請(担当者を指名する)。
- 必要に応じて止血措置、胸骨圧迫、人工呼吸の実施。
- ひとりが、発生時から経過の記録を行う。
- 他の者が、他の参加者を現場から遠ざけ、落ち着かせる。
事故発生時
- 事故に気づいた者は、周囲に知らせて応援を求める。
- 発生以降経過の記録を行う。
- 傷等の程度に応じて、上記の「傷病発生時」に記載している救護活動を行う。
- 119番、110番を行う。
- 周囲の他の参加者を落ち着かせ、現場から遠ざける。
災害発生時
地震
- 発生の瞬間は、身の安全を図る。
- 規模が小さければ、情報を収集しながら活動を継続。
- 必要に応じて広域避難所(てんげんじこどものいえからは、有栖川公園)へ避難誘導。*状況を見ながら、荷物の量を検討する
火災
- 発見者は大声で周囲に知らせる。
- 近くの者が初期消火に務める
- 別の者が子どもたちを速やかに屋外へ避難誘導を行う。
- 119番をかける。
不審者侵入時
- 刺激しないように対応しつつ、別の者が子どもたちを速やかに屋外へ避難誘導を行う。
- 状況により、鍵をかけて籠城または、応戦する。
- 110番をかける。
スマホ、個人のカメラの扱い
- 活動中(子どもが起きて活動をしているとき)は、緊急時を除いて私用で個人のスマホやカメラを使用することを控える。
- どうしても緊急の用事がある場合には、他のスタッフに断り、その時に見ている子どもや行なっている活動を引き継いでから短時間で用件をすませる。
- ただし、スタッフ間の連絡でスマホを用いる場合にはこの限りではない。
SNS、ネット、外部の媒体、他者への情報拡散の禁止
- 社員が企業活動として行うものを除き、活動中の様子(写真のほか、活動中に知り得た個別具体的な情報、個人情報)についてSNS、ネット、外部の媒体、他者へ情報を拡散することを禁止する。
保護者への言動
みなさんの言動は、個人よりも「てんげんじこどものいえのリーダー」の言動として受け止められることに注意してください。特に、現場研修中のプレリーダーの言動が、過去にも弊社の信用を傷つける大きな問題になったことがございます。
リーダーの役割を担っていただく方は、高倍率の選考と選抜、事前の研修受講等を通じて、厳密にその資質を吟味し、参加いただいていますので、子どもたちの命・安全、保護者の方々からの信頼を担っていることをくれぐれも肝に銘じてください。
NG発言の例
- 今回初めてなんですが、一所懸命にがんばります!
⇨保護者の方にとっては、不安が募るだけです。「初めて」ということを敢えて言わないでください。
*仮に保護者との会話の中で、リーダー経験の長さを問われたとしても、「今回が初めてですが、事前の選考や安全管理をはじめとした研修を受けた上で、たくさんの候補者の中から選抜を受けて、現場に出ることを認められました」というお返事をしてください。 - 学校の課題で、ボランティア証明をもらうために参加しています
⇨そもそも、ボランティア証明のみが目的の方は参加をお断りしています。
*以前に実際に上記のようなことを保護者に話し、それを聞いた保護者の方がSNSに書き込む、ということがありました。
保険について
- スタッフは、各自保険に入ることを推奨。傷害保険には全員が加入していますが、賠償責任に備え、ボランティア活動従事の場合にはボランティア保険がお勧めです(窓口:地域の社会福祉協議会)
- 参加者の子どもはスポーツ安全保険または旅行保険に加入が原則

