目次
指導上の留意点
基本原則
全ての判断は、常に安全を最優先
具体的な方策
全般
- 基本的に複数名体制でのリーダー配置。
- 子どもたちの前と後ろに必ずリーダーがつき、目を離さない。
身支度・装備の確認
- スキーウェアの中が、暖かい服装になっているかを、一人一人確認
- ブーツを履いた後は、裾のゴムをブーツの外に出して被せる。
- 手袋をつけた後は、袖のゴムを手袋に被せる(または手袋を袖にしっかりと被せる)。グローブはむやみに外させない。
- 服装や装備(ブーツの裾)は毎回チェックする。
- レンタル品は、受け取り時にサイズ確認をしっかりと行うとともに、レッスン開始後に子どもが違和感を訴える場合にも、調整を行う方向で対応する(技術があるスタッフに相談)
リフト乗車
- 列で並ぶ際は、グループでまとまって並び子どもだけで先に行かせない。
- 先頭・最後尾にはリーダーが必ず入る。
- 乗車時には、ストックの先端を前に向けて、巻き込みを防止する。
- 必ず手すりを下ろして掴ませる。
- 乗車中にストックを手から外させない。手袋やゴーグルなども外させない。(毎年必ず落としている。)
- 降り場では立ち止まらず、すぐに前へ進み、広いところへ出てから端で待つ。
- 初心者や幼児は、必ずリーダーと一緒に乗車してサポートする。降りる際にも体を抱えて一緒に進む。
初心者の指導
初心者(またはそれに準じる子ども)の指導時には、以下の体制を確保しながら指導を行う。
技術指導者:1名
(技能上級者やインストラクター経験者など)
(技能上級者やインストラクター経験者など)
- 指導全体を統括する。
- 指導内容を、子ども、または指導補助者に伝える。
安全確保者:1名 +α(サポート)
(社員)
(社員)
- 技術指導者の助言を受けて、安全管理上必要な環境を整える。
- 指導全体の様子を監督し、安全確保の面から適切な手立てを取る。
- 指導範囲の、ゲレンデ上部にストックを刺したり、板をクロスして刺したりなどして、指導範囲を囲う
- 指導範囲から子どもが出ていないかを見張る。
- 怪我やトイレ対応の指示を出す。
指導補助:数名
(グループリーダー等)
(グループリーダー等)
- 技術指導者の指導内容を聞き、子どもに直接関わって、指導内容の実践ができるように補助を行う。
- 板の着脱補助(ブーツ裏の雪落とし)
- 滑走の際、上でスタート合図を出す。
- 滑走の際、下で止まれない子どもを受け止める。
- 滑走の際、子どもを手やハーネスで支える。
- 雪面を登る際にサポートする。
- 転んだ子どもを起こす。
- 安全確保者の指示を受けて、安全確保の補助的役割を担う。
- 指導範囲を囲い、見張る
- トイレにつきそう
滑走中
立ち止まる時
- 立ち止まる時は、必ず斜面の端で止まる。斜面に対し縦方向に列が伸びるようにして、コースに横に広がることは絶対に禁止。
- 立ち止まるために列を作る際には、すでに止まっている人の下に行くように指示。(上に行くと、止まれないでぶつかる)
滑る時
- トレインで滑る時は、コースの幅いっぱいは禁止。3分の1から半分程度とする。幅いっぱいに広がると、コースを塞ぐことになり、上から滑ってくる人がすり抜けざるを得なくなって、結果的にに突っ込まれる。
- リーダーが手本を見せてから滑らせる時には、見える位置で止まる。
- スキー技術がある子どもを先に行かせる場合にも、見える位置の明確な目印で止まって待つことを指示。
- 斜面の傾斜が、途中で2方向に分かれる時には、子どもが誤ったコースに進む可能性を常に考え、一回の距離を短めに区切って滑る。
リーダーの動き
- 後ろのリーダーは、途中で転んだ子どものフォローをするため、必ず最後尾につく。最後の子が滑る際もゆっくりついていく。
- 子どもが列で並ぶ際は、一人は列の上部のややゲレンデ側に立ち、他のスキーヤーが突っ込んでくることを防ぐ。
子どもが突っ込まれた時
- まずは子どもの安全確保と怪我の有無の確認
- その時点で怪我が見当たらない場合にも、後から判明、痛むこともあるので、相手の連絡先を必ず聞いてメモを控える。
子どもが突っ込んだ時
- まずは子ども、そしてつっこんだ相手の安全確保と怪我の有無の確認
- お詫びの上、必要に応じてディレクターの連絡先を伝える。
子どもが怪我をした恐れがある時
- ディレクターまたは社員に電話連絡し、指示を仰ぐ。
- 緊急を要する時には、スキー場のパトロールに電話連絡をする。
休憩中
- トイレには一人で行かせない。出入り口の前で待機し、全員が揃ってから移動する。誘拐や加害は数秒で行われうる意識で目を離さない。
- トイレで、幼児は自分でスキーウェアを下ろすことも難しいので、必要に応じてサポートをする(本人に、手伝いが必要かたずねる)
- 水分補給の声かけをする。
- 必要に応じて、飴などを与える。
移動中
- 板を持ち歩く時には、なるべく縦で持つ。横で持つ場合にも、必ず相互の距離を取り、急に振り返るなどして周りに板をぶつけないように注意。
- ブーツの歩きにくさに起因する転倒、疲労などに留意する。
段階目標
STEP
初心者 スキーに慣れる
歩行・方向転換
- スキー板を履いて、自由に移動することができる。(片足→両足)
- 向きを変えることができる(前開き、後ろ開き)
平地での移動
- 板を滑らせて進むことができる。
- プルークで止まることができる。
斜面を登る
- カニ歩きで斜面を登ることができる。(左右)
STEP
初級者 スキーで滑る
板を揃えて滑る
- スキーを平行に揃えて緩斜面を滑ることができる。
プルークで止まる
- プルークで緩斜面に止まることができる。
プルークで滑る(プルークファーレン)
- 緩斜面を真っ直ぐに滑る。
- 緩斜面を斜めに滑る。
- スピードを調整しながら滑る(エッジ操作によるブレーキ)
プルークで曲がる(プルークボーゲン)
- 緩斜面でターンができる。(左右)
- 連続でターンができる。
STEP
中級者 スキー技術を向上させる
プルークで長い距離を滑る
- 安定したプルーク姿勢で、連続ターンを4回以上できる。
板を揃えて斜滑降で滑る
- 斜滑降で滑り、プルークで停止できる。(左右)
シュテムターンを身につける
- 斜滑降から山開きでシュテムターンに移行できる。(左右)
STEP
上級者 スキー技術を洗練させる
パラレルターンを身につける(大回り)
- 膝の屈伸運動とエッジ操作によるターンができる。
- ワイドスタンスでのパラレルターンができる。
- 連続したパラレルターンができる。
パラレルターンを身につける(小回り)
- リズムの良いパラレルターンができる。(左右)
- ストックワークを滑りに活かすことができる。
総合滑走
- 斜面に応じた安定した滑りができる。(小回り、大回り)

